この記事のポイント
- 自転車の「ながらスマホ」は禁止
- 「携帯電話使用等(保持)」の反則金
- ナビを見るなら安全な場所に停止する
- イヤホンは「装着しただけ」ではなく周囲の音が聞こえるかが重要
- 傘差し運転も禁止対象
スマートフォン、イヤホン、傘は日常的なものですが、自転車運転中は操作や周囲確認を妨げる危険があります。2026年は16歳以上への青切符制度も始まり、違反が「注意されるだけ」とは限りません。
- 自転車の「ながらスマホ」は禁止
- 「携帯電話使用等(保持)」の反則金
- ナビを見るなら安全な場所に停止する
- イヤホンは「装着しただけ」ではなく周囲の音が聞こえるかが重要
- 傘差し運転も禁止対象
- ハンドルに荷物をぶら下げるのも危険
- 信号待ちでも周囲確認を先に
- 「ちょっとだけ」が事故につながる
- ナビは出発前にルートを確認しておく
- 雨の日は「傘以外の方法」を準備する
- イヤホンは「音量だけ下げれば大丈夫」と決めつけない
- スマホホルダーがあっても、画面を見続けていいわけではない
- 片手運転になる行動をまとめて避ける
- 「周囲が分かる状態」を基準にする
- スマホを確認するための「安全な停止場所」も考える
- 便利な機能を使うなら、出発前に設定を終える
自転車の「ながらスマホ」は禁止
自転車を運転しながら、手に持ったスマートフォン等で通話したり、画面に表示された画像を注視したりする行為は禁止されています。2024年11月から自転車の携帯電話使用等への罰則が整備され、2026年4月からは交通反則通告制度の対象にもなっています。
「携帯電話使用等(保持)」の反則金
16歳以上の自転車運転者について、携帯電話使用等(保持)の反則金は12,000円です。一方、ながらスマホによって事故を起こしたり、歩行者の通行を妨害したりするなど実際に交通の危険を生じさせた場合は、1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象となります。単なる反則金で終わらない重大な違反です。
ナビを見るなら安全な場所に停止する
スマートフォンをナビとして使う場合も、画面を見るために走行中の注意をそらさないことが大切です。経路確認やメッセージ返信が必要なら、安全な場所へ停止してから操作します。
イヤホンは「装着しただけ」ではなく周囲の音が聞こえるかが重要
福岡県警の案内では、イヤホン等を使用して音楽を聞くなど、安全な運転に必要な交通に関する音や声が聞こえない状態での運転は反則金5,000円の対象として示されています。後方車両の接近、警音器、緊急車両、歩行者の声などを認識できる状態が必要です。
傘差し運転も禁止対象
傘を差す、物を担ぐ、物を持つなど、視野を妨げたり安定を失うおそれがある方法での運転も福岡県警が禁止行為として案内しており、傘差し運転等は反則金5,000円の対象です。雨の日はレインウェア等を利用し、両手で安全に操作できる状態を保ちます。
ハンドルに荷物をぶら下げるのも危険
買い物袋などがハンドル操作を妨げたり、前輪へ巻き込まれたりすると転倒につながります。荷物は車体に適したバッグやキャリア等へ確実に固定します。
信号待ちでも周囲確認を先に
停止中にスマートフォンを操作するときも、信号が変わってすぐ画面を見たまま発進しないよう注意します。発進前にスマートフォンを収納し、左右・後方を確認してから走り出します。
- スマホ画面を見続ける
- 手持ち通話をする
- 周囲の交通音が聞こえない状態にする
- 傘を差す
- 操作を妨げる荷物を持つ
「ちょっとだけ」が事故につながる
数秒の画面注視でも、自転車はその間に数十メートル進むことがあります。進路上の歩行者、停止車両、信号変化を見落とす原因になるため、「通知だけ確認」という使い方も停車してから行いましょう。
ナビは出発前にルートを確認しておく
初めての道でナビを使う場合も、走り出してから画面を追い続けるのではなく、大きな曲がり角や目的地の方向を先に確認しておくと安全です。道を間違えても急に止まったり逆走したりせず、安全な場所へ移動してから確認します。
雨の日は「傘以外の方法」を準備する
傘差し運転は片手運転になり、風でバランスを崩す危険もあります。雨具を使う、公共交通へ切り替える、強い雨なら乗らないなど、出発前に別の手段を選べるようにしておきましょう。雨天時は路面も滑りやすくなり、制動距離にも余裕が必要です。
イヤホンは「音量だけ下げれば大丈夫」と決めつけない
安全運転に必要な周囲の音や声が聞こえない状態は危険です。製品の機能や音量だけで一律に判断せず、地域の規則も確認しながら、警音器、車の接近、周囲からの声かけなどを把握できる状態を保ってください。迷うなら走行中は使わないのが分かりやすい選択です。
スマホホルダーがあっても、画面を見続けていいわけではない
スマートフォンをハンドルへ固定していても、走行中に画面を注視したり操作したりすれば周囲への注意が落ちます。ナビの確認が必要なら、安全な場所へ停止してから操作するのが基本です。固定できているかどうかと、安全に運転できるかどうかは別に考えましょう。
片手運転になる行動をまとめて避ける
傘だけでなく、スマートフォンを手に持つ、飲み物や荷物を持ったまま走るなど、片手が塞がるとブレーキやハンドル操作が不安定になります。荷物はバッグや車体へ確実に固定し、飲食や操作は停止してから行います。
「周囲が分かる状態」を基準にする
自転車では、車の接近音、警音器、歩行者の声など視覚以外の情報も安全確認に使います。何かを装着・使用する場合は、法律や地域の規則を確認したうえで、周囲の状況を十分に把握できるかを基準にしてください。判断に迷う使い方は走行中にしないのが安全です。
スマホを確認するための「安全な停止場所」も考える
ナビを確認したくなったとき、交差点の角や車道上で急に止まると別の危険が生まれます。後続車や歩行者の動きを妨げない場所へ移動し、自転車を安定して止めてから操作します。道を間違えたことに気づいても、急なUターンや逆走はせず、まず安全に止まれる場所を探してください。
出発前に次の大きな曲がり角まで覚えておく、音声案内を使う場合でも周囲の音が十分聞こえる状態にするなど、画面を見る回数そのものを減らす工夫もできます。
便利な機能を使うなら、出発前に設定を終える
ナビの目的地設定、音量調整、プレイリストの変更などは、走り出す前に済ませます。走行中に設定を変えたくなったら、安全な場所へ停止してから操作してください。通知が気になって画面を見てしまう人は、走行中だけ通知を抑える設定を使う方法もあります。
「操作しなくて済む準備」を先にしておくと、走行中に手・目・耳を安全確認へ使いやすくなります。
